ゲシュタルト療法

ゲシュタルトの考えを取り入れたカウンセリング
「自分が本当はどうしたいのか分からない」
「嫌だと思っていても、相手に合わせてしまう」
「頭では分かっているのに、同じような人間関係
の悩みを繰り返してしまう」
このようなお悩みを抱えている方は少なくありま
せん。
周囲の期待に応えようとしたり、「こうしなければ
ならない」と考え続けたりしているうちに、自分の
気持ちが分かりにくくなることがあります。
札幌大通カウンセリング銀のすずプレミアムでは、
ゲシュタルト療法を専門に行っているわけではあり
ません。
ただ、ゲシュタルト療法で大切にされている
「今の自分に起きていることに気づく」という考
え方を、カウンセリングの中に取り入れています。
過去の出来事を振り返るだけではなく、その出来事
について話している今、どのような気持ちがあり、
身体にどのような反応が起きているのかにも目を向
けます。
今この瞬間にある気持ちに気づくことが、悩みを整
理し、これからの選択を考える手がかりになること
があります。
ゲシュタルト療法はなぜ大切なのか

私達は悩んだ時、「なぜこのようになったのだろう」
と原因を考えます。
過去の経験や相手の言動を振り返ることは、悩みを
解消するために大切です。
ゲシュタルト療法では、それだけではなく、そのこ
とを話している今、自分の中に何が起きているのか
にも目を向けます。
例えば、家族や職場の人間関係について話している
ときに、胸が苦しくなったり、肩や手に力が入った
り、急に言葉が出なくなったりすることがあります。
話しているうちに、「本当は悲しかった」「ずっと腹
が立っていた」と気づくこともあります。
こうした感情や身体の反応は、普段は意識できなかっ
た本当の気持ちを知るための手がかりになります。
無理に答えを探すのではなく、まずは今感じている
ことを知るところから始めます。
今の自分に起きていることに目を向ける

私たちは、過去の出来事を思い出して苦しくなった
り、まだ起きていないことを想像して不安になった
りしますね。
過去を振り返ることも、これからのことを考えるこ
とも必要です。
そのうえで、過去や未来について考えている今の自
分が、何を感じているのかにも目を向けます。
カウンセリングでは、必要に応じて、
「そのことを話している今、どのような気持ちが
しますか」
「身体のどこかに力が入っていませんか」
「その言葉を口にしたとき、どのような感じが
しますか」
とお聞きすることがあります。
すぐに答えられなくても問題はありません。
カウンセラーが無理に感情を引き出したりすること
もありません。
分かる範囲で、今の自分に起きていることを一緒に
理解していきます。
「しなければならない」と思いすぎていませんか

私たちは、家族や学校、仕事、人間関係の中で、
色々な考え方や価値観を自然と学びます。
「人に迷惑をかけてはいけない」
「弱音を吐いてはいけない」
「嫌なことでも我慢するべきだ」
「家族や周囲の期待に応えなければならない」
こうした考えは、生活するうえで役立つこともあり
ますね。
ただ、自分の状況や相手にかかわらず従い続けて
いると、本当は何を望んでいるのか、何を嫌だと
感じているのかが分からなくなることがあります。
例えば
頼まれると断れない。
相手に腹が立っても、自分が悪いのではないかと考
える。
疲れていても休むことに罪悪感を覚える。
自分の希望よりも、周囲が納得する選択を優先する。
このような状態が長く続くと、自分の気持ちが分か
らなくなりになり、人間関係の苦しさや、満たされ
ない感覚につながることがあります。
カウンセリングでは、「こうしなければならない」と
いう考えをすぐに否定するのではなく、その考えが
今の自分にどのような影響を与えているのかを見て
いきます。
銀のすずのカウンセリングで大切にしていること

銀のすずでは、ゲシュタルト療法の技法を、
すべての方に同じように行うことはありません。
ご相談内容やその日の気持ちの状態を確認しながら、
必要なエッセンスを取り入れています。
今感じていることや身体の反応を確かめる
相談内容を話しているときに、表情や声、姿勢、呼吸
、身体の緊張などに現れることがあります。
「大丈夫です」と話しながら手に強く力が入っている。
ある話題になると、急に息が浅くなる。
つらい出来事を話しているのに、なぜか笑ってしまう。
こうした反応だけで、気持ちを決めつけることはでき
ません。
ご本人がそのとき何を感じているのかを一緒に確認を
します。
言えずに残っている気持ちを整理する
誰かに言いたくても言えなかったことや、長い間我慢
してきた気持ちが、心に残っている場合があります。
「本当は分かってほしかった」
「本当は嫌だと言いたかった」
「そのような扱い方をしてほしくなかった」
カウンセリングでは、このような気持ちを少しずつ
言葉にしていきます。
実際に相手へ伝えることが目的ではありません。
まず、自分の中に本当はどのような気持ちがあった
のかを理解することで、これからの距離の取り方や
関わり方を考えやすくなります。
自分の中にある二つの気持ち
人の気持ちは、いつも一つに決まっているわけでは
ありません。
「仕事を辞めたいけれど、逃げたくない」
「相手から離れたいけれど、一人になるのが怖い」
「自分の意見を伝えたいけれど、嫌われたくない」
このように、相反する気持ちが同時に存在すること
があります。
どちらか一方が正しく、もう一方が間違っているわ
けではありません。
それぞれの気持ちには、自分を守ろうとする理由が
あります。
自分に合った伝え方や選び方を考える
自分の気持ちが分かるようになると、これからどう
したいのかも考えやすくなります。
例えば、
「今は引き受けることができません」
「そのように言われると、私は悲しくなります」
「すぐには決められないので少し考えさせてください」
といった言葉を、自分に合う表現へ整えていくこと
があります。
相手を一方的に責めるのでも、自分だけが我慢する
のでもなく、自分と相手の両方を大切にできる伝え
方を考えます。
このようなお悩みに役立つことがあります
人に合わせすぎて疲れてしまう
相手を優先するあまり、自分の希望や本当の気持ち
を伝えられない方がいます。
自分が傷つきたくない気持ちと、守りたい気持ちの
両方を確かめながら、無理の少ない関わり方を考え
ます。
自分が本当はどうしたいのか分からない
周囲の期待に応えることを長く続けていると、自分の
欲求が分かりにくくなることがあります。
小さな感情の動きや身体の感覚にも目を向けながら、
自分の気持ちを整理します。
断ることや意見を伝えることが難しい
断ろうとすると、強い不安や罪悪感が出ることがあ
ります。
なぜ断ることが怖いのか、何を心配しているのかを
確かめながら、自分に合う伝え方を考えます。
近しい関係で同じ問題を繰り返してしまう
夫婦や家族との関係では、同じ言い争いや行き違い
が繰り返されることがあります。
相手の言葉を聞いた瞬間、自分の中で何が起き、
どのような行動につながっているのかを整理します。
分かっていても気持ちがついてこない
「断ってもよいと分かっている」
「もう過去のことだと理解している」
「自分が悪いわけではないと分かっている」
それでも、実際の場面になると身体が固まったり、
何も言えなかったりすることがあります。
そのようなときは、考え方だけではなく、言葉にし
にくい感情や身体の反応にも目を向けます。
ゲシュタルト療法だけを行うのではありません
銀のすずは、ゲシュタルト療法を専門に提供するカ
ウンセリングルームではありません。
特定の技法や手順を中心に進めるのではなく、
「今の自分の気持ちに気づく」
「身体の反応を確かめる」
「自分の中にある異なる気持ちを整理する」
といった考え方を、通常のカウンセリングの中で必
要に応じて生かしています。
すべての方に、同じ方法が合うわけではありません。
ご相談内容や体調、ご希望を確認しながら、その方
に合う進め方を考えます。
銀のすずでは、ゲシュタルトの考え方だけに限定せ
決志向などの考え方や方法も、必要に応じて組み合
わせています。
考え方や行動のパターンを見直すことが役立つ方もい
れば、過去の出来事によって残っている感情や身体の
反応を整理することが必要な方もいます。
一つの方法にご相談者を当てはめるのではなく、その
方の悩みや状態に合わせて方法を選びます。
自分を責めるのではなく、本当の気持ちを知るために

ゲシュタルト療法では、自分の感情や選択に気づき、
自分の人生に責任を持つという考え方を基本にします。
責任とは、起きた問題をすべて自分のせいにすること
ではありません。
他人から傷つけられたことや、自分では避けられなか
った出来事まで、「取らなくてよい責任は取らない」
が出来ることが大切です。
「今の自分は本当は何を感じているのか」
「本当は何を大切にしたいのか」
「今の自分にできることは何か」
を考えることです。
相手を変えることは難しくても、自分の気持ちを理解
し、どのような距離を取るのか、何を伝えるのかを選
ぶことはできます。
カウンセリングでは、その選択ができるようになる事
を一緒に目指していきます。
札幌で本当の気持ちを整理したい方へ
札幌大通カウンセリング銀のすずプレミアムでは、
公認心理師が、ご相談内容や現在の状態を確認し
ながらカウンセリングを行っています。
「自分の気持ちが分からない」
「人に合わせることに疲れた」
「断ることや意見を伝えることが苦手」
「夫婦や家族との間で、同じ問題を繰り返している」
「頭では分かっているのに、気持ちがついてこない」
このようなお悩みも、きれいに整理してから相談する
必要はありません。
ゲシュタルトの考え方を含む複数の心理的な視点から、
ご自身の感情や人間関係を整理できるようお手伝いし
ます。
札幌での対面カウンセリングと、オンラインカウンセ
リングに対応しています。
話せるところから、ご自身のペースでお聞かせください。
著者:土井裕(公認心理師・精神保健福祉士)
札幌で心理カウンセリングを行っている 土井裕(どい ゆたか) です。
このブログは、悩みや不安を抱えている方が、少しでも気持ちを軽くして前向きになれるきっかけになればと思い書いています。
専門的な内容もできるだけわかりやすく、やさしい言葉でお伝えするよう心がけています。
「ちょっと読んでみようかな」と気軽に立ち寄っていただける、そんな場所になれば嬉しいです。
